「現場にいることが生きる源!!」
日本最高齢監督・新藤兼人の新作が完成
96歳、日本最高齢の映画監督・新藤兼人が手がけた新作映画「石内尋常高等小学校 花は散れ
ども」の完成披露試写会が東京・スペースFS汐留で行われ、出演の柄本明、豊川悦司、六平直
政、川上麻衣子、大竹しのぶ、新藤監督が、舞台挨拶に登壇した。
新藤組に初参加。若き日の新藤監督を演じた豊川は、「なんで僕が呼ばれたのかわからなくて。
共演者にも文句を言われました。僕なんかが監督の歩まれたきた人生を演じていいのかな、と思
うこともありましたが、監督が現場で僕の考えていることを大切にしてくれて…。台本がどんど
ん変わっていく現場で、フレキシブルで面白い経験ができました」と、初の新藤監督との仕事に、感銘を受けた様子。
また、小学校時代の恩師役の柄本が、「日本映画を代表する監督の作品に出演させていただい
いて感激です。同窓会のシーンを撮る前に監督が現場に現れて『監督の新藤です。よろしくお願
いします』と挨拶されたときに、いい映画の現場にいさせてもらっているな、と感動を覚えた」
と、コメント。すると、同じ場面で感動したという大竹も、「監督がゆっくり現場にいらっしゃ
るのを見ていて、あぁ、カッコイイ。この監督についていこうと思った」と、同調。さらに、「
監督と何気ないお話しをするのがすごくうれしくて、毎日毎日が楽しかった。高齢だからすごい
というのではなく、映画がすごいと言ってもらえれば」と、話した。
また、広島で行われた1カ月以上に及ぶ撮影期間中、ほとんど毎日のように、食事や飲みに行
っていたという出演者は、壇上でも和気あいあい。ムードメーカー役だった六平が、「監督の“
背が高くて二枚目な人”というリクエストで豊川さんが監督役になった。現場では、人見知りの
豊川さんもすっかりみんなと打ち解けて『今まで出た映画の中で一番楽しかった』って言ってい
た」と暴露。「そんなこと言ったら、これまでの作品がねぇ…」と大竹が気づかうと、豊川は、
「今まで出た映画も楽しかったですけど、今回は“かなり”楽しかったです」と、笑顔を見せた。
新藤監督は、「足腰が弱くなって、車いすで撮影現場に行っていたんですが、カメラの横に立
ちますと、長いこと生きてきた仕事場だからなのか、たちまち活気が戻ってきました。スタッフ、
キャストの方たちに助けられて、隅々まで撮ることができました。これがもう最後かと思いまし
て、力を振り絞って撮影していましたが、すんでしまうとまたなんかとりたい感じがします。は
いずりまわってでもまた、映画を作りたいですね」と、96歳を迎えてなお、尽きることのない映
画愛をにじませ、次回作への意欲も満々だった。
映画「石内尋常高等小学校 花は散れども」は、9月下旬より全国ロードショー。
オフィシャルHP http://www.shindo95.com/
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